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倉庫の建築費用を徹底解説!坪単価を安く抑えるなら木造がおすすめ?
皆様、こんにちは。
大規模木造建築「ウッドビスタ」、担当の富田です。
今回は、倉庫を安く建てる方法について紹介します。
|倉庫の建築コストを抑える方法
倉庫の建築コストを抑える方法、それは、木造で建築することです。
倉庫は鉄骨やRCで建築するイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし建築基準法の緩和により大規模建築を木造で建築できるようになったことや、国が木造建築を後押ししていることもあり、倉庫を木造で建築する事例が増えています。
木造建築の倉庫は鉄骨やRCの倉庫よりも安く建てることが可能です。100坪程度の倉庫の建築コストは、木造建築にすることにより12.5%のコスト削減が可能となります。
木造建築が鉄骨と比較してコストを削減できる主な理由は以下の3つです。
・建物本体が軽いため、基礎工事費用が安くなる
・木材の方が鉄骨材よりも原価が安い
・工期が短いため人件費等を削減できる
これらの理由から、鉄骨倉庫と比較して木造倉庫の方が建築コストが安く収まります。
|低価格だけではない木造建築のメリット
短工期
1000㎡規模の倉庫建築の工期はシステム鉄骨で最低8カ月、重量鉄骨では最低12カ月かかります。しかし木造建築の場合の工期は5カ月。重量鉄骨と比較して58%の工期の削減が可能です。
木造建築では、工場で精密に加工された木材部材を現場に運び、効率的に組み立てることが特徴です。この方式により、現場での手作業が減り、工事全体がスムーズに進行します。また作業の効率化により天候の影響を受けづらくなります。現場作業の効率化と天候の影響を受けないことが工期の削減に繋がります。
環境に優しい
木造建築は温室効果ガスの排出量の削減に貢献します。
鉄やコンクリートは原材料の採掘や加工の過程で多くのエネルギーを消費し、大量の温室効果ガスを排出します。これに対し、木材は製造時のCO2排出量が非常に少なく、環境負荷を抑える建築素材として優れています。
また、木材は成長過程で大気中のCO2を吸収し、炭素を固定する役割を果たします。固定された炭素は木材として使用される間、建築物に留まり続けます。このため木の炭素固定も温室効果ガス削減に繋がります。
さらに、鉄骨やコンクリートと比較して重量が軽いため、輸送時の温室効果ガス排出量の削減にも貢献します。
断熱性能が高い
木材は空気を多く含む素材であり、鉄骨と比較して熱伝導率が低いため、鉄骨よりも断熱性能が高いです。木材の熱伝導率は約0.15~0.25 W/m・Kであるのに対し、鉄の熱伝導率は約80 W/m・Kです。つまり、鉄は木材の約320~533倍も熱を伝えやすいということになります。
また鉄骨建築では工法としての特性上、気密性を高めるのに限界がありますが、当社が採用する木造建築では断熱材を隙間なく配置することが可能です。
熱伝導と工法の観点からも、木造建築は鉄骨と比較して断熱性能が優れています。
|まとめ
木造建築で倉庫を建設することは、コストパフォーマンスに優れているだけでなく、多くのメリットがあります。木造建築は、鉄骨やRCと比較して建築費用が抑えられることに加え、工期が短く、施工効率が高い点が特長です。特に、基礎工事の軽減や材料費の低さがコスト削減につながります。また、木材の温室効果ガス排出量の少なさや優れた断熱性能により、環境にも優しい選択肢です。
コストを抑えた倉庫建築をご検討の方は、木造倉庫を検討してみてはいかがでしょうか。
具体的な見積りや図面提案等は、お気軽にお問い合わせください。
|補助金情報
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今回は以上です。ありがとうございました。
大規模木造建築
ウッドビスタ
担当:富田湧介