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2026年01月13日

耐火木造とは?木造建築でも「火に強い」理由をわかりやすく解説

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「木は燃えやすい」というイメージを持つ方は多いかもしれません。
しかし近年、耐火性能を備えた木造建築=耐火木造が、オフィスや公共施設などの非住宅分野で急速に広がっています。

本記事では、耐火木造とは何か、どのような仕組みで火に耐えるのか、そしてなぜ今注目されているのかを、わかりやすく解説します。

 

耐火木造とは?

 

耐火木造とは、一定時間、火災による倒壊や延焼を防ぐ性能を備えた木造建築のことです。
建築基準法では、建物の用途や規模に応じて「耐火建築物」「準耐火建築物」などの区分が定められており、耐火木造はこれらの基準を満たす木造建築を指します。

近年の技術進化により、木造であっても1時間耐火・2時間耐火といった性能を確保することが可能になりました。

 

木なのに、なぜ火に強いのか?

 

耐火木造の最大の特徴は、「燃えにくくする」のではなく、
「燃え方をコントロールする」 という考え方にあります。

 

① 木は燃えると表面に炭化層ができる

木材は火にさらされると、表面が炭化します。
この炭化層が内部への熱の侵入を抑えるため、構造材の芯まで一気に燃えることはありません

鉄骨が高温で急激に強度を失うのに対し、
木材は燃焼速度が予測しやすく、耐火設計がしやすい素材とも言えます。

 

②石膏ボードなどで木材を被覆する

耐火木造では、柱や梁を石膏ボードなどの耐火被覆材で覆うことで、
火が直接木材に触れるまでの時間を遅らせます。

これにより、火災発生時でも

 ・一定時間、構造体の強度を維持

 ・避難時間を確保

 ・建物全体の倒壊を防止

といった性能を確保します。

 

③ 耐火構造として国の認定を受けた部材を使用

現在は、国土交通大臣認定を取得した耐火木造部材が数多く開発されています。
これらの部材を用いることで、設計段階から明確な耐火性能を担保できます。

 

耐火木造が注目される背景

 

耐火木造が広がっている背景には、いくつかの社会的要因があります。

 

・都市部での木造利用ニーズの拡大

中高層建築や密集地では、耐火性能が必須条件となります。
耐火木造の登場により、これまで木造が難しかったエリアでも採用が可能になりました。

 

・脱炭素・環境配慮の流れ

木材は炭素を貯蔵する素材であり、
耐火木造は環境性能と安全性を両立できる建築手法として注目されています。

 

・非住宅分野での木質空間ニーズ

オフィスや公共施設では、木の持つ温かみや快適性が評価され、
耐火木造がそのニーズを支える技術となっています。

 

耐火木造はどんな建物に使われている?

 

現在、耐火木造は以下のような建築で採用が進んでいます。

 

 ・オフィスビル

 ・商業施設

 ・学校・保育施設

 ・公共施設

 ・中規模〜大規模建築

 

「木造=低層」という時代は終わり、
耐火木造が木造建築の可能性を大きく広げていると言えます。

 

まとめ:耐火木造は木造建築の可能性を広げる技術

 

耐火木造は、
「木は燃えるから危険」という従来のイメージを覆し、
安全性・環境性・デザイン性を高いレベルで両立させる技術です。

今後、都市部や非住宅分野を中心に、
耐火木造は木造建築のスタンダードな選択肢として、ますます重要になっていくでしょう。

 

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今回は以上です。ありがとうございました。

 

大規模木造建築
ウッドビスタ
担当:平澤夢厳

 

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